書籍からの引用など
まずは目標を設定し、「逆算」せよ
「本を読むときは、初めから終わりへ読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりからはじめて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ」
現実的な確固とした目的を定めることの素晴らしい点は、それ自体が、その目的に達するためになすべきことを示してくれ始めるところにある。
経営者は経営しなくてはならぬ
「経営者は経営者は経営しなくてはならぬ」とは、結果を挙げなくてはならぬということだ。
ビジネスにはさまざまな問題があり、それを解決することが仕事である。 ある問題を解決するのに、10通りの方法を試み、それでもまだ成功しなかったら11番目の方法を試みなくてはならない。この問題を必ず解決してやるぞという態度でいなくてはならない。問題を解決することだ。経営において重要なのは結果である。
経営するとは
「経営(する)」とはなにかをなし遂げること、マネジャーである個人なりマネジャーのチームなりが、努力するに値することとしてやり始めたことをやり遂げることだ。
「(し)なくてはならぬ」とは、(それをやり遂げ)なくてはならぬということだ。それはその信条を信条たらしめている能動的な言葉だ。その能動性があって初めて信条は信条としての意味をもつ。
ビジネス・マネジャーは、ある会計年度末までに満足すべき収益を挙げるための事業計画と予算を立てる。事業計画はマネジャーが狙いを定めたターゲットである。しかし、ある年間の結果を達成したいと思うだけでは不十分だ。経営(する)とは、いったんその事業計画と予算を定めたら、売上げやら市場占拠率やら、その他何であれ、それを達成すると誓ったことをなし遂げなくてはならぬことを意味する。
リーダーシップ
「経営者は経営しなくてはならぬ」というその概念を、周りに行き渡らせること、それがリーダーシップというものだ。
部下の報告「5つの事実」をどう見分けるか
「びっくりさせるな(ノー・サプライズ)」
予期しなかった問題を発見し、それに対処するのが早ければ早いほど、解決は解決はそれだけ容易になる。 失敗の前兆をはっきりと指摘し続けること、指摘できることが「ノー・サプライズ経営」のあるべき姿だ。
「ノー・サプライズ経営」のための必須要件として、「本当の事実」をそれ以外のものから「嗅ぎ分ける」能力と、さらには現在自分の手もとにあるものが、「揺るがすことができない事実」であることを確認するひたむきさと、知的好奇心と、根性と、必要な場合には無作法さも備えていることを要求する。
事実には5つの事実がある
- 揺るがすことができない事実
- 表面的な事実(一見事実と見える事柄)
- 仮定的な事実(事実と見なされていること)
- 報告された事実(事実として報告されたこと)
- 希望的な事実(願わくば事実であってほしい事柄)
その他の感想
物語調で、ほとんど飛ばし読みをしてしまった。が、気になった表現などをピックアップ。
目に届く範囲からでも「経営しよう」もがき続けてみようと思った。