ロンドンでレ・ミゼラブルを観てきた
先日、ロンドンで本場の Les Misérables を観てきた。
会場は少しこじんまりとしていたけれど、
内装の重厚さや天井の模様がとても味わい深く、まさに“特別な場所”という雰囲気を感じてきた。
席は1階の6、7列目あたりで、役者の表情がしっかり見える距離だった。
臨場感たっぷりで、舞台の世界にぐっと引き込まれてきた。
観客はやや年齢層高めな印象だったけれど、隣には若い女性もいて、
幅広い世代に愛されている作品なんだと実感してきた。
舞台が始まると、セットや人々の動きだけで場面がどんどん切り替わっていく様子が本当に見事だった。
別の世界に一瞬で連れて行かれるような感覚を味わってきた。
有名な曲が登場するシーンでは鳥肌が立った。
残念ながら英語はほとんど聞き取れなかったけれど、
演技や舞台演出からストーリーの流れを感じ取ることができて、思った以上に楽しんできた。
何人かが銃撃される場面よりも、
1人で心情を語るような静かなシーンのほうが印象に残ってきた。
3時間弱の長丁場だったけれど、全然飽きることなく、最後まで集中して観てきた。
スタンディングオベーションで終演を迎え、
会場全体が感動に包まれていたのが印象的だった。
終演後は、キャストがどういう気持ちで演じていたのかがとても気になってきた。
もし次に観る機会があるなら、英語がもう少し分かる状態で、
違うキャストの演じるバージョンを観てみたいと思った。
声、表情、しぐさ——どれも印象的で、
役者が変わるとまったく違った作品に感じられそうだと感じてきた。